こんにちは。春日井市の元銀行員税理士・小野木です。
銀行と融資取引などがある場合、毎月担当者の方が訪問します。
話しやすい担当者であればいいですが、その担当者とそりが合わなかったり、話が合わない担当者であった場合、毎月来てもらうのがおっくうになったりします。
そうなった場合、どのように対処するのが一番いいのでしょうか?
もくじ
銀行の担当者と合わないときの対処法
訪問頻度を減らしてもらう
現在、毎月訪問で約束している場合、訪問頻度を減らしてもらうことが可能です。
3か月に1回や6か月に1回にしてもらうよう、相談してみましょう。
ただ、定期積金を契約している場合、毎月訪問は必須になってしまいます。
その場合、「訪問集金をやめて、口座振替にして」といって変更してもらうことができます。
そのうえで、「積金の集金はなくなるけど、たまには遊びに来て」といえば波風立たずに変更してもらうことができると思います。
カスタマーセンターに報告する
銀行によってはカスタマーセンター(苦情窓口)が設置されていますので、そこに報告する方法があります。
ただ、苦情窓口は全店舗の苦情や相談を受け付けているので、対応に時間がかかる場合があります。
急ぎの場合はあまりおすすめできない方法です。
上司に報告する
担当者本人にいいづらい場合、支店長などの上司(役席)にいうことで、担当者を変えてもらったり、その担当者の問題点を改善してもらえる可能性があります。
この方法はご紹介する方法の中で一番有効な方法かもしれません。
昨今、銀行は顧客満足度をかなり気にするので、お客さんから報告を受けた上司は必ずなんらかの対応をするでしょう。
担当者に直接いう
話しておいてなんですが、この方法はあまりおすすめできない方法です。
担当者に直接いうということは、「直接いわないと気が済まない」ときや、「よっぽどガマンできない」状況だと考えられます。
直接いうことで気分的にスッキリするものの、問題は解決しない可能性があります。
その担当者が素直に聞き入れてくれて改善するように努力してくれればいいですが、そのまま上司などに報告することなく、もみ消す可能性も考えられます(わたしの信金に勤めていたとき、実際にもみ消していた人がいました)。
直接いってどうにもならなかった場合、上司に報告してみるのがいいでしょう。
担当者が転勤するまで待つ
基本的に銀行は平均で約3年で別の支店に異動になりますので、それまで待つというのもひとつの手です。
ただ、銀行の都合で4年、5年と異動がない場合があるので、今すぐに改善してもらうほどではない、という場合などにおすすめの方法です。
どの銀行も人材不足
付き合いのある銀行員さんと、「人材不足なので忙しい」という話をよく聞きます。
どの銀行も、特に20代後半~30代前半が相次いで退職していて大変な状況だそうです(わたしも30歳で退職したので気持ちはわかりますが・・・)。
銀行員として一番油にのっている世代がおらず、渉外係(営業担当)のメンバーが「新卒」「新卒」「2年目」「12年目(責任者)」というケースが往々にしてあるそうで、12年目の方は3人の指導役をしつつ、なにかあったときに責任を取らなければならないので、正直キツイとおっしゃっていました。
経験が不足している渉外係が多いため、お客さんからの苦情も必然的に多くなってしまうでしょう。
そのため、担当者のあたりはずれ問題は昔に比べて今の方が多いかもしれません。
まとめ
銀行の担当者についてお話ししました。
人間同士ですので、合う合わないはどうしてもつきものです。
上記を参考にして、銀行といい関係を築けていけるようになれば幸いです。